キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜
捺夜、捺夜捺夜捺夜!!!!
《緑ブロック速いです!!!他のブロックは頑張ってください!!!!》
捺夜、
「ハァ…ハァ……」
ごめんね?
《緑ブロック、速くも借り物箱に到着!!!!》
僕は息を整えながら紙を取って、開く。
書いてあったのは……。
__________
好きな人
__________
……………ぇ?
思考回路が一瞬、止まった気がしたんだ。
「加藤ーーー!!!!!」
「どうしたんだよ!!!!」
「急げっ!!!!!」
僕は、紙を持っている手にグッと力を入れて
―――――ダッ!!!!
走り出したんだ。
僕の本当のキモチと共に。