キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜



僕と捺夜は階段を勢いよく下りて、そのままリビング……に行くと思ったら


あっさりスルー。



「えぇ!!?ちょっと、捺夜!!!!僕ご飯食べてなぃ!!!」


「んなもん、一食抜いても死んだりしねぇ!!!!」


「そんなぁ………」



僕の目にまた涙が溜まっていくのがわかった。



「あぁあ、一々泣くんじゃねぇ!男だろがっ」



いっつもこんな感じで怒られてばっか。


僕はぐすっと鼻をすすりながら靴を履いて、また捺夜から手を引かれた。
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