キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜



「加藤くん……」



「めっちゃ、可愛いぃーー!!!!!」




「…………」




は?



意味がわかんない。
僕が、可愛い?




僕の疑問にお構いなしに女子達はキャーキャー騒ぎ始めた。



イャイャ。
今、そういう空気じゃないでしょ……。



何騒いじゃってんの、
あんたら。




「ヤバイぃ〜!!!!!マジあの顔可愛いすぎじゃない!!!?」



は?



「やばすぎぃ〜!!!!!」




は???



「あんな、可愛い子。めったにいないって!!!!!」





頭痛くなってきちゃった……。




とりあえず、チャイムがすごいタイミングで鳴ったから僕やクラスメートは席に着く。



先生も教室にはいってきて、朝のホームルームが始まった。




その時も女子がコソコソこっちを見て話していた。




なんか。



気分悪いなぁ………。
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