キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜
皆は、大きなエナメルバックとか、大きなトランクとかもってガヤガヤ騒いでいた。
僕は大きなエナメルバックを持って、バスの近くにきた。
「キャー!!!!翔夜くぅ〜んっ!!!!」
え゛!!!?
今、ぼ、僕の名前を……
叫んだ……?
「キャー!!!!翔夜くん、驚いてるぅ!!!!!」
「かぁわぁいぃ〜〜♪」
開いた口が塞がらないって、この事を言うのかな?
僕はまさに、その状態………。
「よかったね、翔ちゃん♪」
「こ、幸………」
「あれ、翔ちゃんのファンの人達みたいだよ?」
「それはみりゃ分かりますっ」
「はぁ!!!?冗談じゃねぇよ!!!んなら、ウチはおりるっ!!!」
すると、どこからか怒鳴り声が聞こえて、僕と幸はあまりの驚きに顔を見合わせた。
どこかで、聞いた事ある声…………。
「まぁ、まぁ、捺夜。とりあえず落ち着けって」
僕の体は、聞こえてくる遼の声に、すぐに反応した。