キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜
僕は、人気のない外のキャンプ場に連れてこられた。
ここは、明日キャンプファイヤーするために夜使う場所。
でも、それは明日の話だから誰一人いなかった。
夜だから、冷たい空気が僕の体をサァァァっと冷やしていく。
――――――ドンっ
僕は男子の中の一人に背中を押されて、草むらに倒れた。
「お前、前からウザイって思ってたんだよなぁ〜」
「そうそう、捺夜さんの弟だからってよ〜捺夜さんにベタベタしやがって」
「捺夜さんのキモチ考えた事あんのかよ!!!?」
―――――バンッ!!!!
「ぃっ……」
次の瞬間、足を蹴られた。
ズキッと強い痛みが僕に襲い掛かる。
「気色わりぃ声出してんじゃねぇよ!!!!」
「お前らホントは双子じゃねぇくせに!!!!」
え…………?
「何やってんだ」
すると、後ろから声がした。
なんで?