キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜
次の日。
捺夜は僕が起きたときにはもう姿がなくて、
お母さんに
「捺夜は?」
と聞いてみたんだ。
そしたら、お母さんは
「捺夜なら、朝早くに病院に検査しに行ったわよ」
「そっか……」
なぁんだ、病院か………。
「………」
「お母さん、どうかした?」
僕はボーッとしていたお母さんが気になってたずねた。
「なんでもないわよ?ただ、ちょっと頭が痛くて…」
「そうなの!?大丈夫?!!」
「えぇ、大丈夫よ」
「今日はゆっくり休みなよ?昨日僕らは、宿泊訓練があったから今日は休みで家にいるし」
「ありがとう……」
お母さんは無理した笑顔を僕に見せて、リビングから出ていった。
よぉし!!!!
数日、僕らがいなかった間
捺夜と二人で頑張るぞぉ!!!!
目指すは、お母さん以上!!!!(?)
僕は、パジャマの袖を上げて腕まくりをした。
今日は一日頑張るぞ!!!
「オーー!!!!!」
拳を天井に届くくらい高く高く上げて
僕は早速仕事に入った。