キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜
「なんでだよ」
「あと回ししてたら、後悔するはめになるぜ?
俺みたいに」
ニヤリッと笑って遼はウチの頭をクシャクシャと撫でて、髪の毛をボサボサにした。
「行ってこいよ」
眩しい遼の微笑みにウチはうんとうなづき、
イタリアンレストランを飛び出した。
思うがままに走った。
やっぱり素直が一番だと思った。
ウチはスピードをどんどん上げて、猛スピードで家に向かった。
やっぱりウチは、翔夜を思っていた。
いつでもどこでも。
それを遼は教えてくれた。
少しして、ウチは数分で家に着く事が出来た。
息を整えてから
ガチャリとドアを開けた。