キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜
「捺夜」
気がついたら前にはエメルのリーダーと一員。
遼先輩と佑真が両手をポケットに突っ込んで立っていた。
「うっす、遼先輩」
もちろん、遼先輩と佑真の周りにも女子はたくさんいて、プレゼントをかなり貰ったのも
言うまでもない。
なんで遼先輩にだけ先輩づけかと言うと
ウチをエメルに誘ってくれたのは
遼先輩だから。
ウチがエメルに入ったのは
一年前。
ウチと翔夜がこの高校に入学した日。