キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜
すると、かなりの人数の女子の中から三人のイケてる顔した奴らが出てきたんだ。
「君……入学生?」
ウチの前に赤髪の男が笑顔で現れた。
「んまぁ、そうっすけど……」
「ふぅ〜ん………君カッコイイね?」
は?
「喧嘩売ってんっすか?」
「まさか。君、俺ら男三人でエメルってグループ作られてんだけど」
だからなんだって言うんだよ。
後ろでは三人が怖いのか翔夜はウチのブレザーの袖を少し握って体を縮めていた。
ウチはそれに気づいた瞬間、早くこの三人から離れようと思った。