キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜



「なんだ〜?捺夜。お前とうとう自分が女か男か分からない頭に進化してしまったのかぁ〜?」


「なめんな、阿保教師」



キャーとか素敵ーっなどの声がいろんなところから聞こえてきた。



先生はグッと言い返すのを堪えていた。



だって、大金持ちの集まっているエメルに逆らったら、退職の危機が訪れちゃうからね?



捺夜はフッとかっこよく笑って、僕の隣の席に座る。


そう、捺夜と僕は席が隣同士なんだ。



僕はそれを思うとウキウキなっちゃうの。


だって年は同じだけど自慢のお姉ちゃんが自分の隣の席なんだよ?


それが僕にとってはすごく嬉しい事なんだ。
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