キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜



「捺夜」


「はぃ?」



遼先輩に名前を呼ばれ、声がなんか裏返った。



「舞ちゃん、今日から俺を選ばないで幸選んであげて?」



にこやかな遼先輩にそう言われた板倉舞は目をハートにさせて、はぃと言った。


世に言うノックアウトってやつね?



―――――――グイっ


「うぉ?!」



気がついたら、ウチは遼先輩に腕を引っ張られていた。



「色気のない声出してねぇで、さっさとこい!!!!」



はぁぁぁぁぁあ!!!!!?



色気えぇ!!!!?
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