キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜
「捺夜ちゃ〜ん!!!!頑張って〜♪」
幸が板倉舞の肩を引き寄せ、ウチに投げキッスをしてくる。
気色わりぃ………。
「死ね!!!!!馬鹿幸!!!!」
ウチはズリズリと遼先輩に引きずられながら、幸に向かって叫ぶ。
周りの女子は二人で話し合いか何かをすると思っているらしく、
幸と佑真のとこでキャーキャーわめいていた。
「遼先輩?どうしたんすか?」
遼先輩はウチに一切顔を見せず、スタスタと歩いていく。
遼先輩は足が長いから遼先輩の歩きはウチにとっては早歩き。
「遼先輩!!!どうしたんすか?」
すると、遼先輩はウチを生徒会室に入れた。
遼先輩も入って、鍵を
――――――ガチャ
とロックした。