きみ以外愛せない
、、、、、、
その日の放課後。
「れぇぇぇーーーいいいーー!!」
帰りのホームルームが
終わった瞬間に
廊下に響き渡る、楓の声。
「うるさ。」
ガラガラッッ!
楓が1組の扉を開け
俺を探してる。
「あ。いた。怜!何してんの?!
早くしないと売り切れちゃうよぉ!」
「、、は?」
そう言ってポカンとしている俺に
構いもせず俺の腕を
思い切り引っ張り走り出す。
「、、、っっ何だよ、、っ。
急に、、、。何が売り切れるって?」
「漫画!!
今日発売日なの忘れてたの!!」
「っっんだよ、、、
そんなん1人で行けよ、、、
なんで俺まで、、、。」
-------、、、、、。
「っはぁ、、はぁ、、
疲れた、、、っっ。」
そう言って嘆いている俺の隣で
楓は満足だと言わんばかりの笑みで
こっちを見てる。