きみ以外愛せない
そして学校に着き、
下駄箱に入る前に掲示してある
クラス表を見て名前を探す。
「華山…華山…あ、あった2組だ!
伶はー?…神無月…神無月…え。
伶名前どこにもないよ…?ちゃんと
受かったの?」
「受かってます…1組。
おまえ自分のクラスだけ見て判断
すんのやめろ。」
「嘘ーーー?!一緒じゃないの?
なんで?…やだぁぁ…。」
「知らねぇよ。いーから早く
教室行くぞ。」
一緒じゃねぇーのか。
楓と一緒なんていつものことだから
今回も一緒だろうと思っていた。
ショックな気持ちを押し殺しながら
下駄箱で靴を脱ぐ、
「伶がいない教室なんて
行くの嫌だなぁ…」
「楓…そんな小っ恥ずかしいことを
口に出すな…いつも言ってんだろ。」
「えー、いいじゃん幼なじみなんだし。」