ビターが、スウィートになりまして


「俺は、知っていたよ。
いつも、お前がくれるスポーツドリンク。
タオル。
ギュッと胸を掴まれたようなこの感覚。
気付いたら、足がここに向かっていた」


「…美山…せ、ん…輩……」


「泣くなよ。ごめんな、待たせて。」



先輩が、何かを取り出す。
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