懐恋。
今日は夏休み中の部活初日。私一人しか部員も居ないこともあって、一週間に一度しか部活の日がない。
「お、一条ちゃんおはよー。」
ガラガラと引き戸を開けながら入ってきた先生は、挨拶もそこそこに眠そうなあくびを一つしながら部室に入ってきた。たったの一週間だけどなんだか久しぶりな感じがして一条ちゃん呼びでも擽ったく感じる。
「そうだ、これ見てみ?」
腕に何かを抱えて入ってきたと思ったらそれを机の上にバーっと広げた。
「ん?写真コンテスト?」
チラシが一枚目に留まってそこには写真コンテストの文字。
「そ。今度この市の美術館で写真コンテストが開かれるの。一条ちゃんだけの部員でもここは一応写真部だし?校長にも顔売っとかなきゃだろ?で、こっちは写真集。これらを見て勉強すんの。」
校長先生に顔を売っとく意味が分からないけど、確かに部活らしい部活活動も必要だと思う。
「先生もコンテストに応募するんですか?」
「へ?俺は先生だからいーの。ただ明音が頑張れるように応援したりする。」
悪戯っ子のようにふふっと笑う先生と目が合って、久しぶりの明音呼びに胸がドキッと鳴る。
「じゃあ、御指導の方をよろしくお願いしますね?」
「おう、任せとき。」
楽しそうに笑う先生に釣られて、私も笑顔で返す。
「お、一条ちゃんおはよー。」
ガラガラと引き戸を開けながら入ってきた先生は、挨拶もそこそこに眠そうなあくびを一つしながら部室に入ってきた。たったの一週間だけどなんだか久しぶりな感じがして一条ちゃん呼びでも擽ったく感じる。
「そうだ、これ見てみ?」
腕に何かを抱えて入ってきたと思ったらそれを机の上にバーっと広げた。
「ん?写真コンテスト?」
チラシが一枚目に留まってそこには写真コンテストの文字。
「そ。今度この市の美術館で写真コンテストが開かれるの。一条ちゃんだけの部員でもここは一応写真部だし?校長にも顔売っとかなきゃだろ?で、こっちは写真集。これらを見て勉強すんの。」
校長先生に顔を売っとく意味が分からないけど、確かに部活らしい部活活動も必要だと思う。
「先生もコンテストに応募するんですか?」
「へ?俺は先生だからいーの。ただ明音が頑張れるように応援したりする。」
悪戯っ子のようにふふっと笑う先生と目が合って、久しぶりの明音呼びに胸がドキッと鳴る。
「じゃあ、御指導の方をよろしくお願いしますね?」
「おう、任せとき。」
楽しそうに笑う先生に釣られて、私も笑顔で返す。