懐恋。
第2章
第1章
鏡とにらめっこして早30分。あと5分で家を出ないとさっちゃんとの集合時間に遅れてしまう…。どうして私が鏡とにらめっこしてるかっていうと…少しでも先生に可愛いなって思われたくて、お化粧や髪型をアレンジしようかなって雑誌を見ながらやってるんだけど全然うまくいかない…。
「明音ー、家出なくて大丈夫なの?」
「えっ?あ、もう時間だ!家出るー!」
お母さんに声を掛けられてにらめっこしても何も出来なかった顔と髪型のままさっちゃんの元へと向かった。
「さっちゃんおはよー!」
「おはよ。ん?なに?人の顔をじっと見て。」
「さっちゃんってお化粧してる?」
「あー…アイメイクぐらいかな。」
「アイメイク?何それ!」
「眉毛描いて、シャドーしてラインして、睫毛上げてマスカラ塗ってる。って何急に?」
「さっちゃん!お化粧教えて!」
「え。なんでよ。ていうか梨奈の方が詳しいと思うよ。」
「そっか。じゃあ梨奈ちゃんに聞こっと。」
やっぱり皆高校生になったらお化粧ぐらいしてるんだね。確かに言われてみればさっちゃんも中学の時から目元なんか違う気がするもん。って恋をしないとこういう事にも気づけなかった自分がなんだか恥ずかしいや…。
「明音ー、家出なくて大丈夫なの?」
「えっ?あ、もう時間だ!家出るー!」
お母さんに声を掛けられてにらめっこしても何も出来なかった顔と髪型のままさっちゃんの元へと向かった。
「さっちゃんおはよー!」
「おはよ。ん?なに?人の顔をじっと見て。」
「さっちゃんってお化粧してる?」
「あー…アイメイクぐらいかな。」
「アイメイク?何それ!」
「眉毛描いて、シャドーしてラインして、睫毛上げてマスカラ塗ってる。って何急に?」
「さっちゃん!お化粧教えて!」
「え。なんでよ。ていうか梨奈の方が詳しいと思うよ。」
「そっか。じゃあ梨奈ちゃんに聞こっと。」
やっぱり皆高校生になったらお化粧ぐらいしてるんだね。確かに言われてみればさっちゃんも中学の時から目元なんか違う気がするもん。って恋をしないとこういう事にも気づけなかった自分がなんだか恥ずかしいや…。