懐恋。
キンコンカンコーン…チャイムが鳴ったところで楽しいお喋りタイムはおしまいで、教壇の方に慌てて座り直した。
ガラガラと扉が開く音と共にこのB組の担任の先生が欠伸をしながら入ってきた。
「俺はこのクラスの担任の田原学(たはらまなぶ)。担当教科は数学。って事で入学式始まるから適当に廊下に並べ。」
そう言って怠そうに頭をガシガシ掻く田原先生。
なんだろう?この感じ。急に胸がドキドキと騒ぎ出してきて自分でもビックリ。田原先生は柔らかそうなフワフワな茶色の髪型をしてて、背はちょっぴり低い。肌はこんがり茶色で数学の先生なのにアウトドアが好きなのかな?ほどよい筋肉が付いてるし。目は眠そうな垂れ目で、鼻はすぅーっと鼻筋が通ってて、唇は上唇よりも下唇の方がふっくらしてて、ほっぺたもふくふくしてそう。なんかの小動物みたいだなっと思ったら笑えてきちゃった。声のトーンがすっごく聞き心地が良くて…
「明音!あんた何ボーッとしてるの?まさかの五月病?まだ四月だけど?」
「わ!さっちゃんビックリした!」
急に私の視界に入ってきて捲し立てるさっちゃんに、さっきとは違う意味で心臓がバクバクと騒ぎ出す。
「なーにーがビックリしたなのよ!あんたがボーッとしてるからでしょ?とりあえずさっさと廊下に並ぶわよ!」
「いやー、お2人いいコンビだわ!学校生活楽しくなりそう!」
梨奈ちゃんにも笑われちゃって、なんだかすっごく恥ずかしい。先生の事を考えてたなんて言えるはずもなく、私は廊下へと足を向けた。
ガラガラと扉が開く音と共にこのB組の担任の先生が欠伸をしながら入ってきた。
「俺はこのクラスの担任の田原学(たはらまなぶ)。担当教科は数学。って事で入学式始まるから適当に廊下に並べ。」
そう言って怠そうに頭をガシガシ掻く田原先生。
なんだろう?この感じ。急に胸がドキドキと騒ぎ出してきて自分でもビックリ。田原先生は柔らかそうなフワフワな茶色の髪型をしてて、背はちょっぴり低い。肌はこんがり茶色で数学の先生なのにアウトドアが好きなのかな?ほどよい筋肉が付いてるし。目は眠そうな垂れ目で、鼻はすぅーっと鼻筋が通ってて、唇は上唇よりも下唇の方がふっくらしてて、ほっぺたもふくふくしてそう。なんかの小動物みたいだなっと思ったら笑えてきちゃった。声のトーンがすっごく聞き心地が良くて…
「明音!あんた何ボーッとしてるの?まさかの五月病?まだ四月だけど?」
「わ!さっちゃんビックリした!」
急に私の視界に入ってきて捲し立てるさっちゃんに、さっきとは違う意味で心臓がバクバクと騒ぎ出す。
「なーにーがビックリしたなのよ!あんたがボーッとしてるからでしょ?とりあえずさっさと廊下に並ぶわよ!」
「いやー、お2人いいコンビだわ!学校生活楽しくなりそう!」
梨奈ちゃんにも笑われちゃって、なんだかすっごく恥ずかしい。先生の事を考えてたなんて言えるはずもなく、私は廊下へと足を向けた。