懐恋。
一緒に嬉しそうに喜んでくれる梨奈ちゃんと、

「だからって終始頬緩みっぱなし。でもよかったじゃない。」

突っ込みながらも喜んでくれるさっちゃん。

「うん！2人も話聞いてくれてありがとう！」

さっちゃんは厳しい突っ込みがあるけど、それでも思ってることを素直に言ってくれるし、温かさもある。梨奈ちゃんはいつでも優しく聞いてくれる。この２人が居るから先生を好きになってもいいと気付くことができたたんだ。

部活の時間になって部室に向かったら

「明音ー、こっち来て？」

先生が窓側に居て、私を呼びつけるから隣に行くと

「あ、夕日綺麗。」

「な、すっげー綺麗。これ写真撮ろうか。」

あたり一面綺麗な夕日に照らされてて、夕日に照らさられる先生も美しい。

デジカメを手に取り夕日をカメラに収めていく。

「あ、明音、こっち向いて？」

集中して撮ってると先生に声をかけられて向くと、カシャってシャッターの音が鳴った。

「え？先生？」

「いやー、明音が可愛くてつい。」

あ、まただ！またそうやって先生は私の心をドキドキさせる。急に可愛いって言うのずるいんだ。

「じゃあ、私も先生撮っていいですか？」

「おういいぞ。かっこよく撮ってくれよ？」
< 81 / 139 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop