課長の胃袋をつかみました
課長が連れてきてくれたお店はとても雰囲気がよく、料理も作りこまれていてとても美味しく普段の私ならテンションがだだ上がりであろう。
ただ、今は状況が違う。
頭の中は大混乱でせっかくのディナーが台無しである。
それに比べて向かいの席の課長は何食わぬ顔をして幸せそうに料理を味わっている。
このまま何事もなくお開きになったとしても、課長は必ず明日にでも私をジュエリーショップに連れていくだろう。
これは根本的に問題を解決しなければならない。
「課長。昼間の……プロポーズ?は冗談ですよね?」
「本気に決まってるだろ。エイプリルフールはもうとっくに終わってるぞ。」
「で、でも。私たちお互い好きだとか付き合ってるとかそういう訳でもないのに、いきなり結婚っていうのはいくらなんでもどうかと…。」
「いやなのか?」
「い、いやっていうかなんていうか…。あまりにも突然すぎて…。だって結婚するにはたくさん条件があるでしょ…。」
「たとえば?」
「た、たとえば…趣味とか好き嫌いとか……
か、身体の相性とか…」
なんてこと言わせるんだ!
自分で言って恥ずかしくなった。
「そんなことか。」
「そんなことって!第一!なんで私と結婚しようと思ったんですか!それもわからないのに承諾できるわけがありません!」
ぷいっとそっぽを向いてビールをグビッと飲んだ。
こんな恥ずかしい会話、飲んでないとやってられない。
ただ、今は状況が違う。
頭の中は大混乱でせっかくのディナーが台無しである。
それに比べて向かいの席の課長は何食わぬ顔をして幸せそうに料理を味わっている。
このまま何事もなくお開きになったとしても、課長は必ず明日にでも私をジュエリーショップに連れていくだろう。
これは根本的に問題を解決しなければならない。
「課長。昼間の……プロポーズ?は冗談ですよね?」
「本気に決まってるだろ。エイプリルフールはもうとっくに終わってるぞ。」
「で、でも。私たちお互い好きだとか付き合ってるとかそういう訳でもないのに、いきなり結婚っていうのはいくらなんでもどうかと…。」
「いやなのか?」
「い、いやっていうかなんていうか…。あまりにも突然すぎて…。だって結婚するにはたくさん条件があるでしょ…。」
「たとえば?」
「た、たとえば…趣味とか好き嫌いとか……
か、身体の相性とか…」
なんてこと言わせるんだ!
自分で言って恥ずかしくなった。
「そんなことか。」
「そんなことって!第一!なんで私と結婚しようと思ったんですか!それもわからないのに承諾できるわけがありません!」
ぷいっとそっぽを向いてビールをグビッと飲んだ。
こんな恥ずかしい会話、飲んでないとやってられない。