あの日その日この日全部が重なってとても綺麗な花になる
火事
今日もいつもと変わりない朝だった。
でも、少しだけ嫌な予感がしていた。
「母さーん何か怖いよ。」
私は、目をこすりながら言った。
「どうしたの?おちびちゃん。今日は、6歳の誕生日じゃない。怖い夢でも見たの?」
母さんは、朝ごはんを作りながら、笑顔で言った。
「たんじょうび?あ!そっか!今日プレゼント貰えるんだ!やったー!」
誕生日プレゼントが貰える事で大喜びの私を見て、クスッと笑う母さん。
私がまだ着替えていないのを見て
「外に出る前に、着替えなさいよ。」
と言った。
私は、毎日朝ごはんを食べる前に、外で遊ぶのだ。
私は、大急ぎで着替えてスカイの家に向かった。
スカイの家は、隣の町にあるけど、私は、足が早かったから、すぐについた。
スカイの家は、靴屋さんだ。
「スッかーイ!私の家の前でアーソーボ!」
私は、ニッコニコで言った。
スカイは、
「良いけど、ルアンカの家走っていくんでしょ?凄く遠いし、長いから...歩くんだったら良いけど...。」
スカイは、寝起きで少し不機嫌だった。
スカイは、足が遅いから、走るのが苦手だった。
ちなみに、スカイは、私の一個年上のお兄さん。