あの日その日この日全部が重なってとても綺麗な花になる
東の方
母さん....。母さん。怖いよ。抱っこして
もう。甘えん坊さんね。
ギュッ
お母さん.....大好き。
「お...かあ.......さん。」
~*東の方*~
母さんが居なくなって、スカイの父さんが居なくなって、私は、疲れていたのか眠っていた。
「あれ?スカイ?」
スカイの姿が見えない。それで急に怖くなった。
「スカイーーーーーー!...」
ザッザ
「どうしたの?ルアンカ?」
スカイが草をかきわけて言った。手には、果物が沢山。スカイを見てホッどうしたのしたのか、私は、スカイに抱きついて
スカイは、ずっとそばに居てね。
と言った。私は、父親を目の前で殺された。私も殺されそうになったが、まだ意識があった父親が懸命に逃げろと言った。
私は、逃げてしまった。
父さんを置いて......。
母さんも止められなかった。
「ルアンカ。もう、行ける?」
果物を食べ終え、東の方に出発する事に。
東の方には、一体何が在るんだろうか。
「私の家燃えちゃったかな.....。」
私は、下を向いて言った。
「.......多分ね。」
スカイは、低い声で言った。
何故だろう
スカイの目の下は、くまができている。
「スカイ?寝て...ないの?」
「あー、うん。寝ている時に熊が来たら困るだろう?」
スカイは、きっと無理している。
父さんがまだ生きているんじゃないかと、私の母さんが父さんを連れて帰って来ると少しでも期待していたのだ。
しばらく歩いて、広い場所に出た。
そこには、とても澄んだ湖があった。
「あれ?ここ...見覚えがある。」
私は、何故かこの澄んだ湖に、見覚えがあった。