あの日その日この日全部が重なってとても綺麗な花になる
湖の中には、七色の魚がチラホラ泳いでいた。
「あの野郎、もう、死んじまったのか。
早いもんだぜ。まったく。」
後ろから声がした。
8歳くらいの男の子が居た。
髪が白くて、目が赤くて神秘的だ。
私は、その男の子にも、見覚えがあった。
「ねぇねぇ。私、貴方と会った事ある?」
すると、その男の子は、
「あるぜ。確かお前がまだ赤ん坊だったけどな。俺が4歳の時にお前の母さんが...」
男の子は、スカイをチラッと見た。
スカイに聞かれては、いけないのだろうか
「どうしたの?赤い目のお兄さん。」
男の子は、“赤い目“に反応した。
「俺は、赤い目のお兄さんじゃなくて、ちゃんと名がある。
俺の名は、アースだ。
ピッチピチの10歳だぜ!」