姫、私は誓います。
私がランバートの近くにいるのは、信頼出来る絆のような物が二人を繋いでくれているから。大きな愛で包んでくれているから。そばにいると子供の頃に戻ったように疑いもせず、心から安心できたから。だから私はランバートの近くにいる。
感情の変化にいち早く気付けるのはきっとこの目のせいなんだろう。愛の形しか見えない目のせいで、知りたくない感情まで見えてしまうのだろう。ジンルークさんの感情は、本当は見たくなかった。愛の形に安心感を覚えて何となく居心地の良い雰囲気のジンルークさんだからこそ、こんな目を通してではなくて普通に接したかった。私の中の何かが変わるかもしれないと思えたから。
「・・・」
木々の間から見えた港の教会は色んな愛の形で溢れていて少し気持ち悪かった。でも、愛の形はちゃんと教会の十字架を型どって立派に佇んでいた。
ちらっと横目で様子を伺うと、ジンルークさんの形に疲れの色が見え始めていた。
感情の変化にいち早く気付けるのはきっとこの目のせいなんだろう。愛の形しか見えない目のせいで、知りたくない感情まで見えてしまうのだろう。ジンルークさんの感情は、本当は見たくなかった。愛の形に安心感を覚えて何となく居心地の良い雰囲気のジンルークさんだからこそ、こんな目を通してではなくて普通に接したかった。私の中の何かが変わるかもしれないと思えたから。
「・・・」
木々の間から見えた港の教会は色んな愛の形で溢れていて少し気持ち悪かった。でも、愛の形はちゃんと教会の十字架を型どって立派に佇んでいた。
ちらっと横目で様子を伺うと、ジンルークさんの形に疲れの色が見え始めていた。