【完】好きなんだけど、責任とってよ
「莉子…わかった。俺は舞のとこ戻るけど相川に話がある。」
「奈津に…?」
ナンデ?
「大事な話だ」
いや、そんなに真剣に言わなくても…
「ハイハイ」
私はテキトーにあしらってだるそうに塀にもたれている奈津に声をかける。
「奈津、ちょっと来てー」
てか、待っててくれてたの?
泣きそうなんだけど
鬱陶しいとでもいうような顔でこちらに近づいてくる奈津だけど嬉しさが抑えられない私
「何?」
おい、初対面にその態度か??
和馬はそんな奈津を気にする素振りもなく冷たく言い放った。
「莉子と関わらないでくれないか」
「ちょっと、待って!付き纏ってるの私だよ?!」
そんな、私を無視してふたりは睨み合っていた。
なにが、起きてんの???