【完】好きなんだけど、責任とってよ
「私ってなんなのかなあ」
好きは人にここまで言われて落ち込んでないとは言いきれない。
確かに私が悪いのかもしれない。
嫌がる彼を追ってるのは紛れなく私だから。
「ストーカー兼怪獣か妖怪じゃね?」
そんな時彼は私なんて気にもせず次の毒を吐く。
「どっちがいい?怪獣と妖怪」
「お前はお前でいいんじゃねぇの?他の女と違ってお前は嫌じゃねよ。」
クルッと背中を向けて「別に意味なんてねぇからな」
嫌われ方を知らない奈津は私にまた好きだと思い知らす。
意味なんてないのにそんな思わせぶりなことを言うなんてほんとどっちが酷いのよ。
「奈津はそのままの私を好きってことでいいかな??」
私はまた苦しい辛い片思いを無視して笑って彼に愛を伝えるのだ。