【完】好きなんだけど、責任とってよ


どんなに付きまとってもどんなに告白しても嫌な顔をする時もあったけどそれでもこんな風に言われたのは初めてだった。




「っ…私、奈津に嫌われるようなことばっかしてきたけどっ…何に怒ってるのかちゃんと言ってくれなきゃ納得出来ない…っ」


泣いている私を冷たい目で見ている奈津に震える声で必死に縋った。



お願いだから、嫌いにはならないでと…



もう、必要以上に近づかないから。

奈津に嫌われたらこの先生きてけない。






「お前俺にしたようにあの胡散臭い笑い方する生徒会長にも近づいたんだろ」




「え?司?」





「乗り換えたならそう言えば?なんならもう付き合って「あの…何か勘違いされてるようですが、司はいとこです…」



すごい鬼の形相で怒っている奈津に恐る恐る事実を伝えた。




「は?」



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