【完】好きなんだけど、責任とってよ


「ふ、ふふ不意打ち禁止!こういうのは許可を得てからするもんよ!」



りんごかよ並の赤さであろう顔で奈津に詰め寄る。


こうみえて私は恋愛初心者だ。


「可愛い」



「なっっ本当に奈津なの?!」



「は?」


「そんな甘い顔に甘い声怪しい!!!」

「認めたら止まらねえな」

「はい?...え?!...んっ」


グイッと右手で私の左腕を引っ張り左手を私の首元に添えると奈津はまた私にキスをした。


さっきよりも深く角度を変えながら啄むようなキスに恋愛初心者の私はどうすることも出来なかった。



終わった時には私の息は上がっていて、奈津はまだ甘い顔をしている。


「性欲お化けだ。」


「お前にだけだからそんな膨れんなって」

とギュッと抱きしめられる。


甘い奈津が甘すぎて私の身がもたない。


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