【完】好きなんだけど、責任とってよ
「速水、あんま莉子と親しくすんじゃねえよ」



「お前らの基準おかしいぞ、あれのどこが親しかったんだよ!」


表情ひとつ変えず俺に奈津は言うがあれを親しいとは俺基準だと絶対言わない。

「視界に入れた、話した、莉子ちゃんて呼んだの3本だ」


「某人気アニメの予告みたいに言うなよ」


「莉子が言ってた。」


「てか、ずっと気になってたんだけどどうやって柊木莉子手懐けたのさ」



「手懐けてなんかねえよ、どちらかというと俺の方がアイツに溺れてる」


こんな甘い顔でこんなにくさいセリフを言うような奴だとは思わなかった。


いい恋愛をすると人は変わるというがこの二人の恋愛が模範解答なのだと思った。



「お幸せに」


チャイムもそろそろ鳴るしとその一言を残し次の授業の用意をするため前を向いた。



ほんとこんなおもしれえ奴ならもっと早くに話しかけるんだったと後悔した。



*END*
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