大っ嫌いな私
大っ嫌いな私
——放課後。
部活の合間にジュースを買いに行ったら、西谷くんがいた。
……チャンス。
……いつもゴメン、好きです。
いつもゴメン、好きです。
いつもゴメン……。
「す、好きっ!」
ガコン。
「はぁっ?」
出てきたジュースを取って顔を上げた西谷くんは、怪訝そうな顔をしている。
「い、いちご牛乳が好き、なの!
べ、別にあんたのことなんかじゃないんだからねっ!」
「あ、そう」
無関心そうに私に背中を向けると、西谷くんは行ってしまった。
見えなくなるまでその背中を見送り、……私はへなへなとその場に座り込んだ。
部活の合間にジュースを買いに行ったら、西谷くんがいた。
……チャンス。
……いつもゴメン、好きです。
いつもゴメン、好きです。
いつもゴメン……。
「す、好きっ!」
ガコン。
「はぁっ?」
出てきたジュースを取って顔を上げた西谷くんは、怪訝そうな顔をしている。
「い、いちご牛乳が好き、なの!
べ、別にあんたのことなんかじゃないんだからねっ!」
「あ、そう」
無関心そうに私に背中を向けると、西谷くんは行ってしまった。
見えなくなるまでその背中を見送り、……私はへなへなとその場に座り込んだ。
< 1 / 9 >