大っ嫌いな私
……バカ。バカ。
美夏子(みかこ)のバカ。
なんで素直にあやまって、西谷くんのことが好きだっていえないの?
もうこんな性格大っ嫌い。
すでに言い逃れができないが、私はいわゆる「ツンデレ」って奴だ。
あがり症でほんと、小さいときは酷かった。
それでも幼馴染みの協力のもと、高校に上がる頃には若干改善された。
おかげで幼馴染みと別の高校でも、なんとか浮かずにやっていけてるわけだけど……。
ここに来て問題が。
好きな人ができたのだ。
西谷くんは同じクラスの男子。
好きになったきっかけは……些細なこと。
ある日、春風が私の長い髪を巻き上げたとき、西谷くんのワイシャツのボタンに絡まってしまったのだ。
西谷くんは絡んだ私の髪を取ってくれようとして、最終的にボタンをちぎって外してくれた。
「ほら。これでいいだろ?」
美夏子(みかこ)のバカ。
なんで素直にあやまって、西谷くんのことが好きだっていえないの?
もうこんな性格大っ嫌い。
すでに言い逃れができないが、私はいわゆる「ツンデレ」って奴だ。
あがり症でほんと、小さいときは酷かった。
それでも幼馴染みの協力のもと、高校に上がる頃には若干改善された。
おかげで幼馴染みと別の高校でも、なんとか浮かずにやっていけてるわけだけど……。
ここに来て問題が。
好きな人ができたのだ。
西谷くんは同じクラスの男子。
好きになったきっかけは……些細なこと。
ある日、春風が私の長い髪を巻き上げたとき、西谷くんのワイシャツのボタンに絡まってしまったのだ。
西谷くんは絡んだ私の髪を取ってくれようとして、最終的にボタンをちぎって外してくれた。
「ほら。これでいいだろ?」