大っ嫌いな私
……嬉しいんだか、安心したんだか、よくわからない涙。
わんわん泣いている私に、西谷くんはあたまを掻き毟っていたけれど……。
「……泣き止め」
……右手が、あったかい。
俯いていた顔を上げてみたら、西谷くんは困った顔して、私の手を握ってくれてた。
「わ、私は、西谷くんが、ずっと好きで、」
「……うん」
「で、でも、いっつも、やなことしか、いえなくて、」
「……うん」
「ゴ、ゴメン、っていいたいのに、いえなくて、」
「……うん」
「だ、だから、私は、」
「うん。
わかったから」
ぽんぽん。
わんわん泣いている私に、西谷くんはあたまを掻き毟っていたけれど……。
「……泣き止め」
……右手が、あったかい。
俯いていた顔を上げてみたら、西谷くんは困った顔して、私の手を握ってくれてた。
「わ、私は、西谷くんが、ずっと好きで、」
「……うん」
「で、でも、いっつも、やなことしか、いえなくて、」
「……うん」
「ゴ、ゴメン、っていいたいのに、いえなくて、」
「……うん」
「だ、だから、私は、」
「うん。
わかったから」
ぽんぽん。