5年3組パラダイス
ピノキオとかアリババとか。あと・・・ナイチンゲールとかライト兄弟とか、エジソンとか小学生の高学年が読む難しい本だって言って読んでくれて・・・、その時、私、まさおくんってすごいなぁーって、憧れちゃって、その影響で私、将来はナイチンゲールみたいな看護婦さんになりたいって思うようになったの。」
「海那美ちゃんって、単純だね。」
「将太君だって、ライト兄弟の影響受けてパイロットになって空を飛ぶんだって言ってたくせに。」
「あ、そうなの?それで僕、将来の夢はパイロットになるって夢持つようになってたんだ。ビックリ。」
『将太君の将来の夢って、ボクの影響だったんだね。』
「うん。どうやら・・・・。で?それから?」
なんか、勉強していたはずが、いつのまにか昔話が面白くなってきて・・・、ここにいる6人がみんな、海那美ちゃんの話しに聞き入ってしまっていた。
「昔っていう訳じゃないけど、今年・・・、5年生になってからの始めの一週間、まさお君が学校出てきてたでしょ?」
『うん。クラス替えしてたし、新しいクラスメイトに僕のこと覚えてほしかったから、無理言って一時的に学校に通わせてもらってたんだ。3年生の時の新学期に学校に通ってたのも同じ理由。クラス替えして新しいクラスが気になって・・・。』
「病院から毎日かつお君と一緒に学校通った時期だね、その時は僕も楽しかったな。」
「私は嬉しかったなぁ・・・。5年生になっても、やっぱまさお君、昔のままの優しい男の子でいてくれてて。」
「うん、それから?」
「それから・・・、授業中に本読みの順番がまさお君に回ってくるたびに思い出してたんだ。小さい頃入院してた時に、まさお君に本読んでもらった時のコト。いっつも思い出してたんだよ。」
『そうだったんだ・・・。なんか、感動だな、ボク。』
「って私・・・、もしかして今更だけど、さっきからべらべら魚に告ってるー?」
「うん、超~告ってる。」
「なんか、私の生まれて初めての告白相手が・・・、魚かぁ・・・ロマンチックじゃないよねぇ。はぁぁっ。」
「海那美ちゃんって、単純だね。」
「将太君だって、ライト兄弟の影響受けてパイロットになって空を飛ぶんだって言ってたくせに。」
「あ、そうなの?それで僕、将来の夢はパイロットになるって夢持つようになってたんだ。ビックリ。」
『将太君の将来の夢って、ボクの影響だったんだね。』
「うん。どうやら・・・・。で?それから?」
なんか、勉強していたはずが、いつのまにか昔話が面白くなってきて・・・、ここにいる6人がみんな、海那美ちゃんの話しに聞き入ってしまっていた。
「昔っていう訳じゃないけど、今年・・・、5年生になってからの始めの一週間、まさお君が学校出てきてたでしょ?」
『うん。クラス替えしてたし、新しいクラスメイトに僕のこと覚えてほしかったから、無理言って一時的に学校に通わせてもらってたんだ。3年生の時の新学期に学校に通ってたのも同じ理由。クラス替えして新しいクラスが気になって・・・。』
「病院から毎日かつお君と一緒に学校通った時期だね、その時は僕も楽しかったな。」
「私は嬉しかったなぁ・・・。5年生になっても、やっぱまさお君、昔のままの優しい男の子でいてくれてて。」
「うん、それから?」
「それから・・・、授業中に本読みの順番がまさお君に回ってくるたびに思い出してたんだ。小さい頃入院してた時に、まさお君に本読んでもらった時のコト。いっつも思い出してたんだよ。」
『そうだったんだ・・・。なんか、感動だな、ボク。』
「って私・・・、もしかして今更だけど、さっきからべらべら魚に告ってるー?」
「うん、超~告ってる。」
「なんか、私の生まれて初めての告白相手が・・・、魚かぁ・・・ロマンチックじゃないよねぇ。はぁぁっ。」