5年3組パラダイス
3.新世界の始まり
僕のお父さんとお母さんは共働きってやつで、お父さんは東京へ単身赴任中。そして、お母さんは朝七時三十分には家を出て、夜は九時頃帰ってくる。
ご飯を食べる時だって、お母さんが作っておいてくれたおかずを一人でチンして食べて、具合が悪くて学校を休む時だって、自分で学校に電話をかけて、一人で病院へ行って、薬を飲んで、何だって自分でやってきた。
小さい時は淋しいな・・・って思ったこともあったけど、もう慣れっこ。それに、今は家に誰もいない方が都合がいい。だって、マグロのかつお君は一日の半分は海にいる時のように海水に浸かっていなければならなくて、さっき僕の部屋のベランダにマグロ君用のプールを用意したんだ。
これからは、カツオ君は時々僕んちへ泊まったり、お腹が空くので海へ帰ったり・・・それを送り迎えするのが僕の役割で、かつお君、昨日は僕んちへ泊まったんだ。そして今日、僕は初めての仮病を使った。お腹が痛いフリをして、学校に電話をかけて、これから一日、僕は思い出作りの為、マグロのかつお君と一緒に自然公園にピクニックに行くんだ。
夏休みはもう終わったけど、僕とかつお君にとっての今年の夏はまだ終わらない。後で先生や皆に文句を言われたってかまうもんか。
おにぎりも持った。自作でいびつな形してるけど、味は確か。冷蔵庫の中にバナナもあったし、コーヒー牛乳もあった。
おやつのポテトチップスとビスケットも、この際だから持てそうなもの何だって持って行こう。
これは時々お母さんがお風呂上りに飲んでるビールのおつまみのクルミとチーズ。それから、そうだ、忘れちゃいけない。敷物と、遊んだ後にゴミを入れて帰ってくるゴミ袋。
・・・そして、お正月にお年玉で買ったデジカメ。
よーし、準備万端。
自然公園にレッツゴー!
ご飯を食べる時だって、お母さんが作っておいてくれたおかずを一人でチンして食べて、具合が悪くて学校を休む時だって、自分で学校に電話をかけて、一人で病院へ行って、薬を飲んで、何だって自分でやってきた。
小さい時は淋しいな・・・って思ったこともあったけど、もう慣れっこ。それに、今は家に誰もいない方が都合がいい。だって、マグロのかつお君は一日の半分は海にいる時のように海水に浸かっていなければならなくて、さっき僕の部屋のベランダにマグロ君用のプールを用意したんだ。
これからは、カツオ君は時々僕んちへ泊まったり、お腹が空くので海へ帰ったり・・・それを送り迎えするのが僕の役割で、かつお君、昨日は僕んちへ泊まったんだ。そして今日、僕は初めての仮病を使った。お腹が痛いフリをして、学校に電話をかけて、これから一日、僕は思い出作りの為、マグロのかつお君と一緒に自然公園にピクニックに行くんだ。
夏休みはもう終わったけど、僕とかつお君にとっての今年の夏はまだ終わらない。後で先生や皆に文句を言われたってかまうもんか。
おにぎりも持った。自作でいびつな形してるけど、味は確か。冷蔵庫の中にバナナもあったし、コーヒー牛乳もあった。
おやつのポテトチップスとビスケットも、この際だから持てそうなもの何だって持って行こう。
これは時々お母さんがお風呂上りに飲んでるビールのおつまみのクルミとチーズ。それから、そうだ、忘れちゃいけない。敷物と、遊んだ後にゴミを入れて帰ってくるゴミ袋。
・・・そして、お正月にお年玉で買ったデジカメ。
よーし、準備万端。
自然公園にレッツゴー!