5年3組パラダイス
『他にもあるよ。』
「?」
『例えば、走っちゃいけないのに病院で廊下を走っていて、曲がり角で今このまま飛び出したら、看護婦さんがやってきて衝突しちゃうから、そうしたら、こっぴどおく叱られちゃうから、飛び出さないように、走るのを途中でやめておこうって思ったり。そうしたら、本当に看護婦さんがいたとか・・・?』
「第六感ってやつだね。」
『そう。だから、誰だってそういう能力は持っているんだよ。』
「でもさ、星の場合はスケールが違うよね。」
『うん。違う。星って・・・、神様みたいだ。』
「うん。ボクもそう思った。」
『ボクは四十九日過ぎたら、何処かの星へ行けるのかな?』
「いいなぁ、かつお君、星に行くの?」
『わかんない。でももしそうだったら、将太くんも、一緒に来る?』
「そ、それは・・・・まだ死にたくないし。」
『ボクの土地に家を建てて待ってるからさ、月で隠れんぼしたり、クレーターに基地を作ったり、土星の輪の上を一緒に走り回ったり、金星でサッカーをしたり・・・・。』
「うわっ!楽しそう。」
『うそだよ。一緒になんか来なくていい。将太君はまだこれから沢山やらなきゃいけない事があるし、例えば、恋とかさ・・・。』
「恋~?そんなのまだ早いよ。」
『早い?どうして?誰がそう決めるの?』
「誰ってわけじゃないけど、なんとなく・・・・。」
『将太君なんてさ、イケメンぽいし、スポーツも出来て、モテモテだと思うよ?』
「僕なんかダメだよー。成績悪いし。それに恋してるより今は野球とか、陸上とかサッカーしてる方が楽しいし。」
『勉強できる男の子より、スポーツ万能な方が女の子はトキメいちゃうんだってば。』
その時、ほんの一瞬の出来事だった!
『あーーーー!』
「あ、おあぁああああ!」
・・・・
しばらくの沈黙。
・
・
・
・
『み、見た?』
「見たぁ!!」
『流れ星っ?!』
「流れ星なんてもんじゃないよ!ほ、ほうき星?彗星??何ぃ今の?!すっすげー!!」
『うん、凄かったー!』
「こんなすごい、流れ星なんて、あ、あるんだ・・・ビックリだねっ!」
『うん。将太君、何かお願いした?』
「?」
『例えば、走っちゃいけないのに病院で廊下を走っていて、曲がり角で今このまま飛び出したら、看護婦さんがやってきて衝突しちゃうから、そうしたら、こっぴどおく叱られちゃうから、飛び出さないように、走るのを途中でやめておこうって思ったり。そうしたら、本当に看護婦さんがいたとか・・・?』
「第六感ってやつだね。」
『そう。だから、誰だってそういう能力は持っているんだよ。』
「でもさ、星の場合はスケールが違うよね。」
『うん。違う。星って・・・、神様みたいだ。』
「うん。ボクもそう思った。」
『ボクは四十九日過ぎたら、何処かの星へ行けるのかな?』
「いいなぁ、かつお君、星に行くの?」
『わかんない。でももしそうだったら、将太くんも、一緒に来る?』
「そ、それは・・・・まだ死にたくないし。」
『ボクの土地に家を建てて待ってるからさ、月で隠れんぼしたり、クレーターに基地を作ったり、土星の輪の上を一緒に走り回ったり、金星でサッカーをしたり・・・・。』
「うわっ!楽しそう。」
『うそだよ。一緒になんか来なくていい。将太君はまだこれから沢山やらなきゃいけない事があるし、例えば、恋とかさ・・・。』
「恋~?そんなのまだ早いよ。」
『早い?どうして?誰がそう決めるの?』
「誰ってわけじゃないけど、なんとなく・・・・。」
『将太君なんてさ、イケメンぽいし、スポーツも出来て、モテモテだと思うよ?』
「僕なんかダメだよー。成績悪いし。それに恋してるより今は野球とか、陸上とかサッカーしてる方が楽しいし。」
『勉強できる男の子より、スポーツ万能な方が女の子はトキメいちゃうんだってば。』
その時、ほんの一瞬の出来事だった!
『あーーーー!』
「あ、おあぁああああ!」
・・・・
しばらくの沈黙。
・
・
・
・
『み、見た?』
「見たぁ!!」
『流れ星っ?!』
「流れ星なんてもんじゃないよ!ほ、ほうき星?彗星??何ぃ今の?!すっすげー!!」
『うん、凄かったー!』
「こんなすごい、流れ星なんて、あ、あるんだ・・・ビックリだねっ!」
『うん。将太君、何かお願いした?』