時の歌姫
虹色のシルク
店が見えると、カウンター席に誰かの姿。
店長!ちゃんと起きてよ!
「すみません!」
「あ、ミチル戻ってきたか」
「あ、なんだ。ヤス兄かぁ」
仕事に厳しいヤス兄だから怒られるにちがいなかったけど、
他のお客さんよりはよかったかな。
「何つっ立ってんだよ。いつものコーヒーな」
「え? あ、はい」
あれ、怒られない?
あわてて飛び込んだカウンターの中から盗み見ると、なんだか心ここにあらずの表情だ。
何かあったのかな。
店長!ちゃんと起きてよ!
「すみません!」
「あ、ミチル戻ってきたか」
「あ、なんだ。ヤス兄かぁ」
仕事に厳しいヤス兄だから怒られるにちがいなかったけど、
他のお客さんよりはよかったかな。
「何つっ立ってんだよ。いつものコーヒーな」
「え? あ、はい」
あれ、怒られない?
あわてて飛び込んだカウンターの中から盗み見ると、なんだか心ここにあらずの表情だ。
何かあったのかな。