名脇役ここに登場。
「でも私に声をかけてくる先輩達は…」

ああああああああああ!?!?

「待って!
もしかして、海と仲良いから
酷いことされたりした!?
私と同じ2年とかに!大丈夫!?」

「え?あ、まぁ。
でも手を出して来たりはしてないので…」

「いや、手出してたら私がぶっ飛ばすから
安心してね!
ってことは私のことも最初
めっちゃ怖かったよね、ごめん。」

「あ、いや。全然大丈夫です。」

「またなんかそーゆーことされたら
私に相談してね!顔か名前わかれば
私から言っておくから!」

「あ、はい。ありがとうございます!」

「って、私が名乗ってないじゃんね。
2年7組鮫島結子です!」

「鮫島結子さんって先輩だったんですね」

「あり、知ってたの?」

「あ、少しだけ。
後夜祭の司会やってましたよね!」

「そう!
以後お見知りおきをー!」

と言って佳奈ちゃんと分かれる。

よし、勝負はこっから。

泣くな、鮫島結子。

悲しくても泣くな。

海に幸せになって欲しい

その一心で話すんだ。

「泣くの、は、今、だけ。」
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