名脇役ここに登場。
終始無言で行くのかと思いきや

話しかけてきた。

「なぁ、お前って前から
そーゆーことやってるよな?」

「そーゆーことって?」

「友達の恋愛の仲介って言うか
そんな感じのやつ。」

「あーうん!
大好きな友達の恋が実るのは
見てて楽しいからね!」

「自分のは?」

「自分の恋愛?」

…???

「そうだよ。優先しなくていいのかよ?」

なぜ今更そんなことを…?

「私してないもん。大丈夫じゃね?」

初恋がまだとは問題だとは我ながらに

思ってるけどさ?

「今まで?誰にも?」

「してたかもしれないけど、
そんなことより友達だったから
私の中で友達より下だったんだよね」

「それは恋じゃないな。」

ですよねー

恋する友達の姿を見てて

私は恋してないなーって勘づくもんね、うん。

「それな!
興味ある程度だったんだと思う」

「楽しいからした方がいいよ。恋。」

< 30 / 145 >

この作品をシェア

pagetop