名脇役ここに登場。
「鮫島?」

「あ、嶋中どーしたの?」

「いや、なんか見えたから」

「今ね、愛ちゃんが
松崎にデート頼んでるの」

「へー百田も頑張ってんだな。」

「うん!がんばってるよ!」

「じゃあ、俺も頑張ろ。」

「おう!頑張れ!」

「ってことで俺とデートしてよ夏休みに」

「ん?なんで?」

「いや、なんでって…」

嶋中って女の子と2人きりの状況

意外と慣れてなかったりするのか?

だから予行練習ってとこか…

「説明しなくとも私は
いつでも大丈夫だぞ!?」

「…なんか大いなる勘違いを
してる気がするんだけど。」

「そんなことはない!
どこにいく?」

とりあえず定番とかに行ったほうがいいか?

硬派な嶋中にとって定番が通じるか?

「絶対勘違いしてるぞ。
俺と鮫島は“デート”するんだからな?」

何をそんなに確認してるんだ。

「わかってるわかってる」

「はぁ。鮫島の好きなところ行くぞ」

「え、好きなところでいいの!?」

定番の映画館とか考えてたけど

ぶっちゃけ今観たい映画とかないし

「水族館に行きたい!」

「水族館?いいよ。
日付はまた連絡する」

「はーい!」

うぇーい!

私、この世の中で一番好きなところ!

水族館!

分からないかなー?

あの可愛さ!ね?なにほんとに!?

あー想像するだけで可愛い!
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