名脇役ここに登場。
「ご、ごめん。」

「いや、大丈夫だよ?
混んでるし仕方ないさ」

嶋中が私の腕を引いたけど力余って

壁にとりあえず激突。

その後電車が出発したから嶋中がよろけて…

まぁ、何が言いたいのかって言うと

俗に言う壁ドンをされたんだよ。

で、2人でお互い謝ってたってわけ。

「壁に思いっきりぶつけちゃったけど
鮫島、怪我しなかった?」

「うん。
主に荷物が当たったくらいだからね。」

「そっか。」

でもさっきよりも人の多さを感じない。

あぁ、そうか。

嶋中が守ってくれてるんだね。

「さすがイケメン。
やることがさすがだね。」

「え、何の話?」

「いや?なんでもないよ」

「そんなにすぐイケメンとか
褒めるのやめろよ…」

「なに?照れてんの?」

「う、うるさい。」

「ぷっ、はは。」

「笑うなよ」

「だって顔真っ赤なんだもん」

「だから言うなよ。」

「笑うな、だの言うな、だの
注文が多いな」

「悪かったな。」
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