名脇役ここに登場。
「そんなに喜んでもらえるなんて
私も嬉しいよ」

冗談めかして言いやがって。

こっちは本気で喜んでるんだっつーの。

「じゃーね、海!」

「またな、結子」

いつも通りに家に入っていく結子。

そのあと弟の太陽くんが出てきた。

「あの!」

「太陽くん、どうしたの?」

「姉さんに少しでも
意識してもらえましたか?」

「…惨敗だったよ。」

「俺も身内とか関係なく姉さんは
鈍感だと思います。」

だろうな。
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