君の本気に触れた時…
商品部のフロアにつくと、私より先についているはずの中城君の姿はまだなかった。
少しずつ増えてくる同僚たちと朝の挨拶を交わしながら、パソコンの電源を入れて頭を仕事モードに切り替えようとした時
フロアの入り口から、彼が入ってくるのが見えた。
彼との距離はあったけど、目が合った瞬間、ドクンッと鼓動が大きく跳ねた。
徐々に近づいてくる彼から、目が離せない。
彼から目が離せない私に、彼の視線もまっすぐに突き刺さってくる。
何か言いたげな彼の口から出てきたのは
「理央先輩、おはようございます。」
今朝、駅でも交わしたはずの挨拶だった。
「……おはよう。」
反応が少しだけ遅れた私は、慌てて返事を返した。
中城君の方に完全に意識を持っていかれていた私の耳に聡子の声が聞こえた。
「理央、おはよう」
少しずつ増えてくる同僚たちと朝の挨拶を交わしながら、パソコンの電源を入れて頭を仕事モードに切り替えようとした時
フロアの入り口から、彼が入ってくるのが見えた。
彼との距離はあったけど、目が合った瞬間、ドクンッと鼓動が大きく跳ねた。
徐々に近づいてくる彼から、目が離せない。
彼から目が離せない私に、彼の視線もまっすぐに突き刺さってくる。
何か言いたげな彼の口から出てきたのは
「理央先輩、おはようございます。」
今朝、駅でも交わしたはずの挨拶だった。
「……おはよう。」
反応が少しだけ遅れた私は、慌てて返事を返した。
中城君の方に完全に意識を持っていかれていた私の耳に聡子の声が聞こえた。
「理央、おはよう」