君の本気に触れた時…
ーーーーーー


唇に触れる温かく柔らかな感触に

深く眠っていた意識が少しずつ呼び起こされた…。


………!!



理央が、眠っている俺にキスをしていた。

柔らかく触れた彼女の唇が、チュッと押し付けられたかと思うとすぐに離れていく。

すぐ間近に感じる彼女の気配に、俺の寝顔を見ているんだろうというのは分かった。

そして、再び重ねられる唇。


もっと深く重ねたい…


こんな可愛いキスだけでおさまるわけがない。

眠ったふりをしていた俺ももう限界だった…

俺を起こした理央が悪い。もう止められなかった。





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