君の本気に触れた時…
頭の中でそんな事を考えていたら視界に憧れの先輩が見えた。
今からお昼なのか、ちょうど同僚と2人で社食に入ってきたところだった。
聡子も気づいたみたいで肩肘で私の腕をツンツンしてくる。
「ホラ見てあそこ。理央の憧れの西沢先輩いるじゃん。はぁ…いつ見ても見た目はパーフェクト!ほんっと完璧な王子様だよね。」
「うん」
西沢 拓海(たくみ)先輩は私達よりも5歳年上で、営業部のエース的存在。
そして我が社の王子的存在でもある。
今は課は違うけれど、私の入社当時は同じ課でついでに私の教育係だった彼に密かに憧れていた。
「だけど完璧すぎて…何だか逆に怖い気もするんだよね。確かに目の保養にはなるけどさ。」
「え?なんで怖いのよ。先輩は見た目だけじゃなくて…中身も最高なんだから変なこと言わないでよ。」
「はいはい…悪るぅござんした。」
大して…っていうより絶対に悪いとは思ってないよね、それ。
残りのランチを頬張りながら、聡子が担当している新入社員の愚痴を聞いていたその時、突然…頭上から王子様ボイスが落ちてきた。
今からお昼なのか、ちょうど同僚と2人で社食に入ってきたところだった。
聡子も気づいたみたいで肩肘で私の腕をツンツンしてくる。
「ホラ見てあそこ。理央の憧れの西沢先輩いるじゃん。はぁ…いつ見ても見た目はパーフェクト!ほんっと完璧な王子様だよね。」
「うん」
西沢 拓海(たくみ)先輩は私達よりも5歳年上で、営業部のエース的存在。
そして我が社の王子的存在でもある。
今は課は違うけれど、私の入社当時は同じ課でついでに私の教育係だった彼に密かに憧れていた。
「だけど完璧すぎて…何だか逆に怖い気もするんだよね。確かに目の保養にはなるけどさ。」
「え?なんで怖いのよ。先輩は見た目だけじゃなくて…中身も最高なんだから変なこと言わないでよ。」
「はいはい…悪るぅござんした。」
大して…っていうより絶対に悪いとは思ってないよね、それ。
残りのランチを頬張りながら、聡子が担当している新入社員の愚痴を聞いていたその時、突然…頭上から王子様ボイスが落ちてきた。