甘い秘密と苦いウソ
本日の夕飯を作り終えたわたしは理人さんと一緒に食事をとった。
家に帰っても誰もいないので、わたしは夕飯は理人さんと食べることになっている。もちろん、食べさせてもらっている身なので食事の支度をするのだけれど、かなりの頻度で理人さんが料理をする。
そのたびに申し訳なく思ってしまうのだけれど、理人さんは料理をすることが好きらしいので気に留めておく必要はないらしい。
でも、それでも気にしてしまうのが女子というものなんです……
しかも、理人さんの作る料理は格別においしいのです。絶対にお嫁にするなら理人さんをお勧めします。
気になるのは、そんな理人さんがわたしの料理を食べるので味が口に合うか毎度不安になる。思っていることが矛盾するが、そういうことを考えるとわたしは料理を控えたほうがいいのかもしれないと思うときがある。