俺を好きって言えよ
第二章 溺愛されてます!?
翌日の放課後。
な、何で・・・・?
何故か学校の校門前に黒塗りのベンツが。
しかもそれにもたれ掛かる氷月さん。
「誰!?あのカッコいい人!」
おまけに女子の黄色い声。
一体、何・・・?
こちらに気がついた氷月さんはニコリともせずにただ私を手招きするだけ。
えっ、と・・・・?
来いってことですか?
おずおずと彼に近づくと、彼は微かに目を細めた。
???
「行くぞ」
えっ?どこに?
彼はそう言うなり、私を車内に促して、自分も車内に入る。
「例の場所に向かえ」
「分かりやした。氷月さん」
厳つい顔の運転手さんは氷月さんに命令されるままに車を発進させた。
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