愛と幸
双子カップル誕生!?
「…です。付き合ってください!」

…ん?

今は、次の授業の移動中。

私は、隣にいる私と全く同じ顔をした夢羽と顔を見合わせる。

「ありがとう。でもごめんね。俺達は双子としか付き合わないんだ。」

こ、告白だったのか!

…って、それにしても「俺達は双子としか付き合わないんだ。」?

なにその断り方。

え。まって。

付き合う条件って〝好き〟だから、じゃなかったっけ?

え?なに?

私、今まで間違ってたの?

付き合う条件って〝双子〟だったんだぁ。

へえー。ふうーん。ほおー。

…って!

なわけないやろ!

だとしたら、世の中付き合ってない人だらけになっちゃう!

「夢愛。ちょっと覗いてみよう。」

「え!?ちょ、夢羽!?」

私達は、声がした裏庭を覗いて見た。

するとそこには…
< 1 / 64 >

この作品をシェア

pagetop