愛と幸
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私達は朝早く学校に来た。

まだほとんど誰もいないので、下駄箱に手紙が入れやすかった。

私は、幸哉先輩の下駄箱に。

夢羽は、幸翔先輩の下駄箱に。


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昼休み、裏庭に来てください。
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お話があります。
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1年3組 星崎 夢愛
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こう書いた手紙を折って、すぐわかるとこに置いておいた。

な、なぜか妙に緊張してきた。

私、男子と話さないからなー。

いきなりお付き合いとか大丈夫かな。

あ!またネガティブ…。

やめやめ!

きっとなんとかなるさ!

夢羽もいるし!


それからの授業はそわそわして落ち着かなかった。

そして、とうとう昼休みになってしまった。

「ゆ、夢羽。行くよ。」

「はーーーい」

早足で廊下を歩いて裏庭に行く。

裏庭に着くと、福澤先輩達はもうすでにいて、待っていた。

よし。
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