愛と幸
「あの、遅くなってすみません。」

「別にだいじょ…!?」

俺達は目を丸くした。

「「えっ、ふ、双子!?」」

「「あ、はい。」」

見つけた。

俺がずっと探し求めていた人。

俺はなにか、心に感じるものがあった。

目の前のこいつが好き、なぜかそう思った。

これが一目惚れってやつか。

俺は人生で初めて恋をしたんだ。

「そ、うなんだ。それで、話って?」

「あ、えっと…幸哉先輩。好きです。付き合ってください。」

嬉しい。

すごく嬉しい。

人生で初めて告白を嬉しいと思った瞬間だった。

「幸翔先輩っ好きです!付き合ってください♡」

隣のもう1人も幸翔に告白してる。

「「いいよ。これからよろしくね。」」

俺は平静を装ったけど、今にも顔がにやけそうだった。

「「はい!」」

「それでは、失礼します。」

星崎夢愛とかいうやつがそう言って去っていったが、幸翔に告白したやつは幸翔とライ◯を交換している。

そして、去っていった。

「俺、一目惚れ…したかも…」

いや、かもじゃないけど。

完璧好きだけど。

「俺も、あの子好きかも。」

幸翔はそう言った。

いや、かもじゃなくてお前も好きなんだろ。
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