愛と幸
ダメだ。
またネガティブになっちゃう。
「…どうしても、帰れませんか。」
「…はぁ、わかったよ。言ってくるから待ってろ。」
…絶対めんどくさいって思われたよね。
でも、仕方ない。
それくらい私には余裕が無い。
誰かに取られてしまう前に、先輩に振り向いてもらわないと。
先輩が帰ってきた。
「言ってきた。」
「ありがとうございます。」
そのまま、無言で歩き始める。
前は、嫌じゃなかった沈黙。
でも今は、この沈黙がすごく重たく感じる。
それが嫌になったので、話しかけてみた。
「幸哉先輩…は、好きな人、いるんですか?」
あぁ、私バカだな。
なんでこんなこと言っちゃったんだろ。
「いる。」
…。
え?
いる、の…?
「付き合ってるわけじゃ…ないんですか?」
「付き合ってる。」
「え…?」
二股…してるってこと?
なんか、それ、嫌だ。
またネガティブになっちゃう。
「…どうしても、帰れませんか。」
「…はぁ、わかったよ。言ってくるから待ってろ。」
…絶対めんどくさいって思われたよね。
でも、仕方ない。
それくらい私には余裕が無い。
誰かに取られてしまう前に、先輩に振り向いてもらわないと。
先輩が帰ってきた。
「言ってきた。」
「ありがとうございます。」
そのまま、無言で歩き始める。
前は、嫌じゃなかった沈黙。
でも今は、この沈黙がすごく重たく感じる。
それが嫌になったので、話しかけてみた。
「幸哉先輩…は、好きな人、いるんですか?」
あぁ、私バカだな。
なんでこんなこと言っちゃったんだろ。
「いる。」
…。
え?
いる、の…?
「付き合ってるわけじゃ…ないんですか?」
「付き合ってる。」
「え…?」
二股…してるってこと?
なんか、それ、嫌だ。